2011年11月下旬 熊本旅行記

NO1 熊本人吉編 @  〜人吉温泉・SL人吉・焼酎編〜

 



<熊本県人吉 基本データ>

九州の中ほど(左側)に位置する熊本県。その中でも人吉市(ひとよしし)は、熊本県の最南部にある市です。
街には球磨川が流れ、川沿いの人吉温泉や、球磨川川下りで有名。

中でも今回は、熊本は人吉にスポットを当てて旅をしてみました。

【旅人プロフィール】
ぼむのりえこ 女 
マニアックな温泉・秘湯秘境の混浴が好き。酒好きだが酒には弱い。旅先でネコとの出会いを求めている。
温泉は「味付き」「匂いつき」「野湯」が好み。



 

■人吉への期待。

今回の旅行で中心となったのが、熊本県人吉市です。

熊本県はいくつもの良質な温泉がある場所なので、温泉マニア垂涎の地域。
その中で、限られた日程で回るため、何日もかけて候補を選ぶ日々が続きました。

今回の旅行先選定の理由は下記。

・素晴らしい温泉に行く
・車の運転に自信がないので、公共交通機関のみを利用する
・最終日に熊本市内にたどり着く
・熊本県内のみの観光に絞る

この4条件で絞っている際、目についたのは人吉温泉でした。

決定打となったのは下記2点。

・人吉温泉が素晴らしいらしい
・SL人吉という、蒸気機関車に乗れるらしい(銀河鉄道999気分になるのか?)
・球磨川が見たい!( 理由・・・メダカボックスの球磨川センパイがすきだから・・・シーン・・・)




そして、結果は、期待通り・・・いえ期待以上の街でした。
今回の旅の中でも、人吉は一番好きな場所となりました。そんなレポートです。

 今回はJALでもANAでもなく・・・

「遅延するよ、でも安いよ」の、スカイマークです。

スカイマークさんは規制緩和による新規参入航空会社で、
機内サービスの簡素化により、運賃を他の航空会社に比べ
「かなり(半額ぐらい)」低くしている会社です。

恐ろしいことに、WEBバーゲンでは羽田〜熊本間が7800円とか(もっと安いのもあるっぽい)
WEB割では数日前でも、羽田〜熊本間10,000円程度で買うことができます。
(※2012年1月の羽田〜熊本間の実際のスカイマークの価格)

実際、わたしが買った羽田〜熊本と羽田〜鹿児島間は大体2週間前に予約して
1便あたり、10,000〜12,000円程度でした(往復で22,000円程度)。安い!!

やすいというのは、何ものにも代えがたいほど、素晴らしいことである!!

…と思っているのですが、洗礼を受けました。

今回は整備に時間がかかって、1時間(以上)も遅延したよー (⌒∇⌒;)ノ
その後のスケジュールをカッチリ決めるような旅には、スカイマークさんは向かないと思われます。

でもいいんです。のんびり旅なら、安いのが大事。

今回は熊本県人吉市に行くので、利用するのは「羽田〜鹿児島」便です。
なぜ、熊本県にある街に行くのに鹿児島空港を利用するかというと、
単純に「そっちのほうが早いから」です。


【参考】
鹿児島空港→人吉市は、高速バスで約1時間
熊本空港→人吉市は、高速バスで1.5時間。

人吉市は熊本県でも一番南の街なので、鹿児島空港のほうがアクセスがよいのだ。

久々の鹿児島空港

屋久島旅行にて、鹿児島空港を利用して以来。
記憶に残る空港です。



 空港の看板は工事中でした

本当は、鹿児島空港についてすぐに人吉に行く高速バスに乗るはずだったのですが、
スカイマークの遅延のため、 運行本数の少ない高速バスに乗れず、
1.5時間ぐらい鹿児島空港で空き時間ができてしまいました。

スカイマークのバカ〜・・・・まあ、これも旅の醍醐味か

と思っていたら

 足湯があります。

時間が余っいたので、高速バスの予約を取った後
温泉につかってみることに。

そのへんによくある、「普通の足湯」かと思っていたら。。。

 えっ? この温質・・・

このお湯・・・はぁあああ〜〜〜!! 素晴らしいぃいい〜〜〜!

天然温泉足湯 おやっとさぁ というのですが、お湯がぬるぬる〜っとしていて
凄く気持ちがいい。
無料です。タオルも200円で販売しているのでタオルがなくてもOKでした。(おみやげにもなる)

ナトリウム 炭酸水素塩泉(重層泉)

ヌルヌルしている温泉は貴重です。いきなり感動!
こういう、変わった触感があるお湯は大好きです。

鹿児島の温泉、素晴らしすぎる・・・・うっうっ。
と、感動したのでした。

 

 若い人に大人気でした。

 鹿児島は温泉が沢山ですなー

鹿児島の温泉は、素晴らしい温泉がたくさんあるようです。

個人的に青森の温泉と鹿児島の温泉は、本当に素晴らしいと思っているので
いつか鹿児島方面にも行ってみたいトコロ・・・。

こんど、があれば・・・・)

鹿児島空港の足湯は、入る価値有り。
鹿児島空港で、まさかの素晴らな観光となりました。
スカイマークが遅れてくれたお陰です!予定外に感謝。

足湯に入ってもまだ時間があまっていたので・・・・

 空港で鹿児島焼酎を飲む。

昼に飲む焼酎はうまい!しかし量が少ないのが残念。

「つまみ」として、鹿児島名物の「黒豚カツ丼」を食べる。
鹿児島の黒豚はウマイ。鹿児島は最高ダー。

【鹿児島空港でのオススメ観光ポイント】(まがったばなな流)

・お土産物屋さんで、黒豚コロッケを食べる →試食で用意されている。凄くおいしい。
足湯に入る(無料) → タオルを購入してお土産に・・・。

★足湯は、鹿児島空港の玄関を出たすぐそば、高速バス乗り場前にあります。

■高速バスにのって人吉ICにGO

目的地に行くため、
鹿児島空港〜人吉IC (終点:熊本行き) に乗り込みます。
値段は1,350円。所要時間52分。

以前は鹿児島空港から、人吉駅まで通っていましたが、
残念ながら廃止されたため
「鹿児島空港〜熊本駅終点」のバスにのり、「人吉IC」で途中下車するのが
人吉に向かう最短ルートとなっています。(2011年12月現在)

なお、人吉ICから人吉駅までは2.5キロほど離れているので、
人吉ICからタクシーを利用する事にしました。

高速バスはなかなか良い乗り心地でした。
スカイマークの座席より乗り心地が良かった。

「人吉IC」に到着。
インターチェンジのため、人吉駅まで結構距離があります。

タクシーを探したのですが
タクシーはおらず。シーン・・・・。(時間帯が悪かった?)

どうせ、当てのない(??)旅。
人吉ICから人吉駅までタクシーを探しつつ歩くことにしました。
昼間っから、ビール飲みながらダラダラと。これぞ旅の醍醐味です。

 人吉瓦なんとか郵便局・・・を通り

歩いていると、途中に謎の物体発見です。

 ??

 まさか!酒瓶?

スゴイよ〜!酒だよー!人吉スゴイよ〜!
酒瓶が川辺に飾られてるよ〜。
素晴らしいよ。 焼酎の街だよー。人吉大好きだよー

と、いたく感動したのでした。

 う〜ん、これ・・・球磨川かな?

今回は球磨川を見るのが目的なので、川を見つけては「球磨川か?」と思ってしまいます。
さて、これは球磨川なのでしょうか・・・。 (多分、違うかと)

そんな事を考えながら、結局2.5キロをタクシーを拾わず歩いてました。
ぶらぶら歩いているだけで幸せでした。
人吉の光景素晴らしいよ。駅前だけじゃ、もったいない。

■人吉駅に到着

午前中に東京を出発し、人吉駅に着いたのは15〜16時頃?
ようやく目的の人吉駅に到着です。

 綺麗な駅。おおお〜

 駅に向かって、左方面

 駅を背にして、前方

人吉駅は、凄く素敵な駅でした。
駅がこんなに綺麗なところは、あまりないのでは??

城下町っぽく歴史を感じさせる、キレイな町並み。
人吉は九州の小京都と呼ばれているようです。
わたしの実家もそういえば城下町(小京都の津山市(名物:ホルモンうどん!うぉ〜!))なので、
少し懐かしさ??を感じたり。

まず駅で大荷物を預け(コインロッカー大型サイズ有り。旅人にも優しい人吉!)、
身軽にしてから人吉市内を観光です。

最初の観光地は、シューティングのあるゲームセンターですね!
やはり、ゲーマーとしては!(シューティングのあるゲームセンター集調べ)

 あれ?サンダー人吉店、閉店・・・。ガーン

人吉市唯一(?)のシューティングのあるゲーセンがぁああ・・・。少しショック。
最近のゲーセン事情は、やはり厳しいのでしょうか。

しょうがないので、通常の観光に切り替えます。

■人吉観光その1 青井阿蘇神社

青井阿蘇神社は2008年に国宝に認定された神社、とのこと。

国宝ってスゴイの?(((゜Д゜)))ポ〜
と、歴史にあまり興味がない(教養がない)私でしたが
行ってみてビックリ。これは誰が見ても素晴らしい建物。

なお、国宝とは「重要文化財のうち極めて優秀で、かつ、文化史的意義の特に深いもの」とのこと。
重要文化財に認定された後、ランクアップして国宝になるというシステムなんですね。
凄いオブザ凄い(・・・・・。)

人吉駅から徒歩数分で到着します。
高円寺駅で例えると、氷川神社ぐらいの距離です(わかりにくい)。

 正面

もう、素晴らしさがにじみ出ています。

  神社手前にかかる橋

 橋の下

 門

  神社

凄く素敵な神社です。

 

ちなみに境内には「きじ馬」という素敵な木製玩具が飾られています。
きじ馬は九州地方(主に熊本周辺?)の伝統工芸みたいです。

これも、熊本旅行中よく目にしたので、凄く好きになってしまった。 きじ馬かわいいよ!きじ馬!
可愛いデザインで色使いもおしゃれ。何かがもえる。

 乗ってもOK!

 人をのせて引っ張ってもOK!

 

 境内にはニワトリが放し飼いに。

逃げないのか?
熱田神宮にも立派なニワトリがいた記憶がありますが
神社にニワトリは似合いますねv

 妙なセンスの手水舎。

こういうのも、こだわりがあるだろうし
全国には素晴らしい手水舎があるんだろうなぁ・・・。

 神社ネコ

デター!熊本初のお猫様です。
熊本らしく、美形CATでした。

■球磨川せんぱい〜祭り

青井阿蘇神社を出て少し歩くと、目的の球磨川です。
スゴイきれいな川!そして想像をはるかに超えて、でかい川でした。

川のそばには人吉温泉旅館がいくつか建っています。
なお、人吉温泉は結構広範囲に広がっているので、泊まる際は場所をチェック。

球磨川は期待以上にきれいで、迫力があり、パワーを感じられる川でした。
めだかボックス(の球磨川)好き的にも、なんだか嬉し・・・ゲホゴホ。

球磨川が非常に気に入ったので、
いっぱい撮った写真をいくつか。

 

左 

川辺を犬を散歩させている人がいたり。 ほのぼの。 

■幽霊が出たという、「永国寺(別名幽霊寺)」にいく

ゆゆこさまー!ではなく、幽霊が出たという永国寺。
どんなに恐ろしいお寺かとおもいきや・・・

  ご立派!

 立派だよー

  中も結構広いのです。

だれ〜〜〜〜もいないので、
幽霊寺をポツンと観光。
このシチュエーションが怖い。

建物の中に掛け軸があるとのことで、建物内に侵入です。
誰も居ないというのは、店員さん(住職さん)も居ないということであります。
勝手に侵入…いえ、見学してもよいとのこと。


幽霊が見えた、その場所は、広くて立派なお部屋でした。
でも怖かったので、写真は殆どなしでする(ドンダケコワガリ・・・)

 幽霊さんが出た池。

ギョエ〜
誰もおらず、ものすごいシーンとしていて、なんだか緊張しました。

内部は歴史のある温泉旅館風で、素晴らしく落ち着きがある和風な作りで
このお寺に行って良かったです。
オバケが出た、ただそれだけの逸話で、こんなに緊張感が・・・。

(ここも無料で見学できるのだ〜)

■足湯ふたたび。 焼酎蔵

幽霊寺から、駅に向かって歩いていると足湯発見。
凄く立派。繊月酒造さんが無料で入らせてくれる足湯です。

 


ただし、行ったのが夕方だったので酒造見学には行けず。

「人吉温泉に泊まるの?だったらまた明日おいで♪無料で見学できるよ!」

とおじちゃんが優しく接してくれました。

ナニー!ここも無料で見学だと〜!?

今回の旅で感じたのは、人吉に住んでる人って、みんな凄く優しくて良い人なのです。
観光客にものすご〜くよく接してくれるのです。すごい街です。
人吉ほど観光客に親切にしてくれる街は、あまりないような・・・。
(観光に力を入れているため?にしても素晴らしい)



さてさて、
足湯があったら自動的に入るというプログラムをされている私。

  早速入る。

ちょっと硫黄の匂いもする。これが人吉温泉!すこしヌルッとした感じもあって
本日の温泉旅館への期待が高まります。

予約しているのは人吉温泉より結構離れた場所にあるので、泉質は違うかもしれませんが。

  人吉温泉 堤温泉

↑繊月酒造さんのそばにある、公衆浴場。
レトロな雰囲気で入りたかったのですが、夕方になり時間も無いので見送ることに。
うーん残念だー。

 道を歩いているとこんな場所も。

街にはいくつも、こんな歴史ある建物があります。
人吉の街は歩いているだけで楽しかったです。

■現地のコンビニ探検隊

やはり個人的に気になるのは、地域独特のコンビニ。
人吉ではココスさんに何度かお世話になりました(⌒∇⌒) ココスー!!

  ビールをいっぱい買ったココス。

 ココスで売ってた品。

ココスでツマミを買いたかったのですが、
旅館に泊まると食べ切れないほどの夕食がでるので、ぐっと我慢。

■人吉の旅館にゴーゴー

 夜の人吉駅 

夕暮れになり、お腹が減ってきたので
本日の宿に向かいます。

今回泊まるのは、人吉温泉しらさぎ荘さんです。
人吉駅から3キロほど離れているので、送迎をしてもらいます。(送迎無料)

 ビール飲みのみ待つ。

ちなみに人吉駅ではキヨスクがあり、ビールが 結構遅くまで売られているので
のんびり待つことができます。トイレもきれいだった気が。

さて・・・・
なぜ「人吉温泉しらさぎ荘」にしたかというと

  • 素泊まり  3,500円 (本館以外、飲食持込 / 外食可)
  • 朝1食付  4,500円 / 朝夕2食付  7,500円

〜という値段の安さに加え、
こちらのページで、泉質が最高ランクの5つ星!だったので、ぜひとも入ってみたかったのです。

料理と日帰り温泉がメインで、
おまけで宿泊施設がくっついているようです。(値段が安いとこからもある程度想像はできるかも)

ここの素晴らしいところ。その1

  コップいっぱいの焼酎が1杯300円(安い!)

  焼酎は1合で300円♪温泉旅館でコレは安い。

本日足湯のみでお世話になった、「繊月酒造」さんで作っている焼酎が出ていました。
地元の酒も色々用意されていました。

量が多くて価格が安い。素晴らしい!

さて、こちら料理旅館なので色々料理が出ました。

「馬刺し(熊本名物)」「鯉料理(名物?)」「いのしし鍋」「アユの塩焼き(名物?)」
その他色々ありました。馬刺しと焼酎はベストマッチですね(⌒∇⌒)ノ

■しらさぎ荘のお風呂編

しらさぎ荘のお風呂は結構よかった。7回ぐらい入った。

しかし!!

人気がありすぎて、一人でお風呂に入れた時間は、たったの数分しかなかった・・・・・。

過去、どんなに人が多くても「ご飯の時間に入る」「朝早く起きて入る」「夜中に入る」など
人がいなさそうな時間を狙えば、大抵1人きりで入ることが出来たが、
ここの温泉は、いつも人がいたのであった。

人気があることがうかがえます。(でも、一人で入れなくて少し残念)

 お風呂に続く道。

 人が居ない一瞬を狙ったお風呂写真(くもった・・・)

ここのお風呂は1メートルぐらいの深さがあります。
深いお風呂は素晴らしい。

ヌルヌル感はさほどなかったのですが、入ってて気持ちが良い。
お湯が注がれているところに手を入れると、泡がつくのが気持ちいいです。

 泡泡〜
(温泉で泡付きがよいのはあまりないらしく、貴重だそうだ)

しらさぎ荘の玄関そばからの光景。

 熊本素晴らしいよー!

熊本らしい光景です。山が優しくて好きです。 

 しらさぎ荘外観

 食事処のまわりは鯉が泳いでます。

鯉さんは美味しくいただきました。ごちそう様ですだ・・・。
コイのあらい(刺身のこと)とコイコクでした。

鯉は大人の味でした・・・。

■宿の生き物たち

泊まった部屋は、素泊まり3500円と安く、ロッジというか休憩所というか、
仮設な建物な感じでした。 旅館のイメージだったので、ちょっと驚いた(きれいなんだけど)

普段は、別にボロかろうが何だろうが、不満は特に感じないのですが
隣の音が筒抜け、かつ、うるさいのが困ったな。
隣のマナーのせいなので旅館のせいじゃないんだろうけど。。。


ただし、自然はいっぱいでした。

 部屋の前にカエルが。

 翌日もカエル。(これも部屋の前)

 しらさぎ荘の名の通り、しらさぎ登場。

さて、しらさぎ荘ともお別れし、
2日目は旅のハイライト、 SL人吉に乗る日です。

しらさぎ荘さんはお風呂もよく、ごはんもおいしく、お値段も安くてよかったです。


翌日も人吉駅前まで無料で送って頂けました。送迎無料は本当にありがたい。

SL人吉は14:30に出発なので、
それまでまた人吉の街を探索することにします。

長くなったので後編に続きます。

<旅行記履歴>

NO1 熊本人吉編 @ (コレ)

NO2 熊本人吉編 A

NO3 SL人吉編



 

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