2007年8月30日

屋久島旅行記 (縄文杉登山付) 2日目登山編


 
↑また似たような写真をつかってしまったぎゃ〜

屋久島2日目は登山DAY(⌒∇⌒)ノ

今日が本番です!!

行くだけでまる1日はかかる「屋久杉(縄文杉)登山」に挑戦してきました。
(荒川登山口ルート)

 

 

 

 

チュンチュン・・・・

 

屋久杉登山の日の朝は早い。

 

■まず用意するもの

登山といっても、基本的には3分の2はハイキング的なルート。
わりかしなめた格好でも3分の2はいけます。

しかし!

残りの3分の1が結構な登山ルート(やや軽めですが)なので
それなりの格好をしていくことが必要です。

あほたれな私も最低限の格好はしていきました。
1.吸水性のよいTシャツ
2.上着(ケガ防止のためにも。私は暑いので常に半そでだが)
3.下ジャージ
  (ケガ防止のために長ズボン。私は途中でまくって半ズボンにしていたが・・)
4.スニーカー(ケガ防止のためにもなるたけ機能性がいいもの)
5.雨具(念のため)
6.リュックにペットボトル
7.甘い食べ物(疲れが癒されます)

水筒は重いので不要。
ペットボトルを持って行き、途中各所にある湧き水を汲んで給水。
無駄に重いものを持っていく必要はないそうです。

こんなかんじでOK!
(なお、登山用品で帰り荷物が多くなる場合は、
 帰宅時に屋久島から地元まで宅急便で家に送付すればよいのだ!)


■おきてから、登るまでだってすぐじゃない

屋久杉登山といっても、簡単にひょいひょいと登れるものではありません。
まずは、「荒川登山口」というメジャーな登山口にバスで行くことが必要です。
(注:自家用車の止める場所が少ないため、バスで行くこと)

 

う〜んむにゃむにゃ

登山する日の起床時間はなんと・・・・
朝の4:30(((゜Д゜)))

なぜならば、登山口にいくバスが本数が少なく
朝の5:30分(注:時期によって違う)にくるからです。

用意をしてから、バス停にむかったぼくたち。

・・・・・・・・・。
・・・。

  つきがでてる!
(こんな写真をUPしたのは初めてだ〜。しかしリアル月)


あまりにも朝早すぎなので
周りはまっくら。
月まで出ているのでした。

 寂しいバス停・・・

バス停も真っ暗。
本当にバスはやってくるんでしょうか?

(他に誰もいないし)

 

・・・・・・・・・・。
・・・。

待つこと数10分。
まさかバス停を間違えたのでは・・・・
屋久島まで来て、登山をしないで帰るのかぁ〜〜!!

 

と思っていたら

 

 バスきた〜!!

感動。
バスが来ただけでこんなに感動したのは初めてかもしれません(⌒∇⌒)

そして、バスにのってここからが長いのです。
なんと、1時間ほどバスに揺られるのです。
(ちなみに私の宿泊したホテルは、相当、登山口に近いほうです) 

 結構大入り満員。

  バスの中でお日様がでてきました。

1時間ほどバスに揺られて、
荒川登山口まで無事に到着。

こんだけバスに乗る時間が長いのは
富士山の5合目まで自動車やバスが乗り入れできると同じような感じでしょうか?

 

さて、登る前に腹ごしらえです♪

 もぐもぐ・・・・う、うますぎる!

山の中で食べる弁当ほどうまいものはないですね〜(⌒∇⌒)ノ
なんで登る前に食べるかというと、荷物を少しでも減らすためでもあります。
人によってはちょっと登った先の、集落跡で食べる人もいるようです。

このお弁当ですが、屋久島のだいたいの宿に頼めば
おべんと屋さんを手配してくれるのだ!!(1つ500円程度)
屋久島は、登山客用のおべんとやさんが結構あるのだった。

 

■登山開始(使用前)

ごはんも食べた。おといれもすませた。
ということで、登山に出発!

入口で記念写真をば。

 バシャ!(元気なころ)

それでは行ってきます 

 ←ここが縄文杉登山道の入口

いよいよ登山が始まるのだ〜。
無事に登れるかな?

 

 天気もいい感じ。

 

ちなみに、登山道のMAPをご紹介します。

 

荒川登山道から、3分の2はトロッコ道。
残り3分の1(左側)がリアル登山道です。

これをみるとほぼトロッコ道なのですが、
トロッコ道とは・・・


  これです!

  いつまでもトロッコ道

岩場の間も抜けていきます。

トロッコ道(小さい電車道というイメージ)があるため
わりかし歩きやすいのかもしれません。

特に雨がふって足元が厳しいときは、助かると思います。
そして何より、風情があるのだ〜!

 

なお、この縄文杉登山。
ハイペースで行っても往復9時間はかかるルート。
普段全然運動をしていない私はもっとかかるはずです。

とにかく、体力を温存しながら歩きます。

 とことこ 

途中の川は、トロッコ道が橋となります。

 

 

■最初のポイント。小杉谷橋(約1時間)

まず、おおお〜っというナイスなポイントは1時間ほど歩いたところにある
小杉谷橋です。

 

ここの橋は、今は両側に手すりがついていますが
私が昔渡ったときは、手すりはありませんでした。

あまりにも怖いからか、
人が落っこちちゃったか、TV取材が多くなったからかわかりませんが
インパクトのある恐怖を味わえないのは残念(((゜Д゜)))

何が怖いかって言うと・・・

 橋がかなり高い!

そして下は、すごい石がゴロゴロ〜 

 手すりがないとかなり恐怖です

わたしも橋の上に座って下を見てみましたが(帰りがけ)
結構こわかったです。

 

 下の図

 

 登山道で一番大きい橋だと思います。

手すりがついて残念ですが、安全のためにはしょうがないですね。 

そして、小杉谷集落(昔人が住んでいた集落跡)を見学し
休憩をしたあとはさらに道を進みます。

 

 

■えっ??使ってたの?

シュポシュポ〜

なんか音がする。

 シュポ〜

 

・・・・・・・・・・・・・・。
・・・。

なんか来た!!

と身構えたら・・・

 

 トロッコが走ってきた・・・(((゜Д゜)))

今でもトロッコ道は使われていたのだった!!

 

私が以前登山したときは、トロッコは走っていなかったので
かなり驚き。

 

そもそも、このトロッコ道は、
すごく昔、「屋久杉を切って、それを運ぶため」に作られた
ちゃんとした理由のある歴史のあるものだったのだ。
今では、屋久杉は天然記念物なので伐採してはいけなくなっており
トロッコは使われていないと思っていました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・。

じゃあ、なんでトロッコが走っているのか???
屋久島のトロッコ道が有名だから、観光サービス?
それとも急病人の介護のための出動?

 

ともかく・・・
おいらも乗っけて行ってくれ〜〜〜!!(⌒∇⌒;)

 

と、登山開始前半にて思った私でした。


(そのトロッコが客を喜ばせるためでもなんでもなく、
 何のためにここを走っていたか、ちゃんとした必然的な理由がある事が
 後に解明されることに・・・)

 

■登山は続きます

ひたすらトロッコ道を歩きます。
わりかし平坦な道なのでハイキング気分。

そして左右には大きな屋久杉がすばらしい風景を作ってくれているので
とても気持ちがいい道です。

 

 川に橋(トロッコ道) 

 

写真ではうまく自然の美しさを表せませんが
とにかく、きれい!
平坦なトロッコ道だからこそ、心の余裕ができるのかもしれません。 

 

  遠くには頂が・・。

  トカゲも登場

 

そして、歩き疲れたりのどが渇いたりすると
各所にある湧き水を飲みます。

 うまそ〜 

 ゴクゴク

屋久島のお水はきれいで飲料に適しているそうです。
なんてすばらしい(⌒∇⌒)ノ

水を飲みすぎると、おトイレの心配もありますが
夏なので、歩けば歩くほど汗をかくので
あまりトイレにはいくことはなかったのだった〜
(トイレは数箇所に点在しているが、あまりないのだ)

 

さらに進みます

 

 サル発見 

  いたるところにヤクサルが・・

 のっすっす

屋久島のサルは、日本のほかの場所のサルとは違い
ちょっと小柄でフサフサしている「屋久サル」という種類だそうです。
なかなかプリチ〜。

 

奥深くなるほどに、すごい杉の木がたくさん生えています。 

 

  づがれた〜

 

■とうとう、残り3分の1。登山開始

そんなのんびりとしたトロッコ道は2時間半ほどで終了。
恐ろしい、登山道がここから始まるのです。

 

  恐ろしい道開始はここから。

このポイントは多くの人の休憩ポイントでもあります。
のんびりしたハイキングから、登山への変化です。

どのぐらいかというと、こんな看板があります。

  そこにはこう書いてあった。

朝10時までにここを出ないと帰ってこれね〜ぞ!

・・・と。

朝10時が最終!!?
そう・・・恐ろしいことに、ここから往復で4時間かかるので
日の出ている間に帰るには、朝の10時が最終時間なのです。

(ちなみにぼくたちは9時ぐらいにここに到着)

 

トイレも最終ということで行ってみると・・・・


  超キレイ!

こんな徒歩2時間半の山奥に、こんなキレイなトイレがあるとは・・・。
さすが屋久島!世界遺産!
橋にも手すりが付いたのもわかるかも・・。
(以前行ったときはこんなきれいなのなかった気がします)

 

さて!
そんなキレイなトイレの目の前に、
どこかで見たものが止まっているではないですか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・こ、これは・・・・・

 

 トロッコ!!

 

あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

実は、行きがけにすれ違った、あの乗せてもらいたかったトロッコ。
このトロッコは・・・・

「糞尿処理電車」
だったのだ。(つまり屋久島版バキュームカー)

こんな山奥にこんなキレイなトイレがあるのは
このトロッコさんがいるおかげなのですね・・・。

トロッコの謎が解けて、胸のつかえがとれたりえこでした。
(これは人は乗せられないにゃ)

 

キレイなトイレを使用させていただいた後は、本格登山開始。

 

 登り登り・・・ 

  まってぐれ〜〜

 

 だめぽ・・・

日ごろの体力不足?
私の前を歩いていた登山者は、見るまに遠くに行ってしまいました・・・

写真では奥行きがわかりづらいかと思いますが
相当!!急勾配。

本格登山(というほどじゃないでしょうが)を開始して、100メートル。
結構ここでくじけそうになりました(泣)

 

 でも進む 

  進むとわりかし平坦でした

一番きびしかったのは、登山当初。
しかし各所で写真に取れていない、登り階段がいっぱいありました。
(登るのが大変で取る暇がなかった!)

 

そしてそんな奥深い場所なので、すごい杉がいっぱい!

  でかすぎ!!

(ギャグではない)

りえこと比べていただければ大きさがわかるかも。
相当でかい!
写真に入りきりませんでした。

 

■見所のウィルソン杉

途中にで〜〜っかい杉の切り株がありました。
その名も「ウィルソン杉」

あまりにでかいので人間が何人も、切り株の中に入れます。

どのぐらい広いかというと、6畳の私のマンションより広いそうです。
ぎぇ〜まじ?

この周辺はベンチのようなものもあり、
休憩場所や、撮影ポイントともなっています。
人によっては、体力の限界でここで満足して引き返す人もいるらしいですが
ここからあとちょっとがんばれば、ラスボスの縄文杉がいるので
ぜひともがんばってほしいところ。

 

 

 

 そして道は進み・・・

 

■ついに縄文杉!

ついに到着しました。
でっかいにもほどがある縄文杉です。

 

 

 でかい!!

縄文杉は樹齢4000年、高さ30メートル以上。
も〜ほんとうにでっかい杉なのです。
(詳しくはこちら:縄文杉)

写真ではあまりでっかそうに写っていませんが、
縄文杉の保護のため、近くに寄ってみれないように柵がされているので
わりかし遠くに離れているのです。

遠くに離れていてもこのぐらいでっかいので、ほんものは
本当にでっか〜〜〜っ!です(⌒∇⌒)ノ


とにかく、おちゃらけているようですが(実際そう?)
なんともいえない不思議な爽快感がありました。
長い歴史、生命の神秘、生命力、生きることの意味、
ここに来れたことの意味、時間の感覚、など。
(よくわからんですね)

 

■そしてお昼ごはん

縄文杉についたのが、お昼前のよい時間だったのでご飯を食べることに。
おべんと〜をここまで担いできた意味が、今ここに・・・・っ

もぐもぐ

 ん? 

 シカがべんと〜の匂いにつられてきた! 

  こっちみるな〜!(((゜Д゜)))

こういう、野生のシカたちには人間はご飯をやってはいけないのです。
かわいいからついやってしまうという、そんな人がいるので
シカやらサルやらが、人間の食べ物を頼るようになり
自分で餌がとれなくなって死んでしまうこともあるそうです。
(あとは人間の食べ物を荒らしたりする)

なので、かわいいけど、あげないのだ〜

 さらに登場

こうして近寄ってくるのは、人間を怖いと思っていないのかな?
おべんとを他の人からもらって、味を占めちゃったのかなぁ・・・。

 

ここで食べたお弁当は、最高の味でした(⌒∇⌒)ノ
うまかった!!

あまりのんびりしていると日が暮れるので
縄文杉とはほとほどにご挨拶して、帰宅することに。


 

 

私は2回目ですが、同行者は初めてで
その人がとっても感激していたのもとてもよかった。
つれてきてあげられて(結構強引にだが)よかったなぁ。

 

そして同じ道を、今度はくだりの道で帰りました。

帰りは楽!
なんでだろう?
気持ちも緩まったのか、見たことのある景色に安心するのか
すごく早くつきました。

トロッコ道も楽しかった。

そして、無事に荒川登山口に到着!

 返ってきた記念写真(使用後)

・・・・・・・・・・・。
・・・。

つかれた・・・・・・・ 

 バスでまたGO〜

帰りは結構早かったのか、
すごく明るい時間に帰ることができました。

 

まあ、まずすることは 

 フロ!!

の前に、ビール!!
350ミリの缶ビール6缶パックを1ケース買い込んで酒盛り(⌒∇⌒)ノ

うまかった。これは相当。

同じ宿に2連泊する意味は、こうして帰ってきてから
荷物の移動や、新しい宿に移動する心配もなくのんびりできること、かな。

 

 晩御飯はトビウオ(から揚げ)

うお〜
屋久島名産トビウオだ。
(またきた!)

結構うまいのですきなのですが、

ビールのみすぎて、あまり食べれなかった(おい)。

 

■無事に2日目も終了

無事に縄文杉登山も終了です。

明日は、私的にメインの「海がめの赤ちゃんウォッチ!」と
私好みの旅館に泊まる日ですだ。

(念のため雨が降ったときのための予備日でもあった)

 縄文杉のぼったど〜

 

   

2日お世話になった屋久島山荘さんありがとうございました。
屋久島にこれて、ここの場所に2日も滞在できて幸せでした(⌒∇⌒)ノ

 

 

 

■NO3 屋久島3日目 屋久島観光編その2に続く。

 

 

<1つ前>

(屋久島NO1レポはこちら)

 

 

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